産休や育休を経て、復職する方は大勢いますよね。
何とか保育園も決まって、社会とのつながりを再度持てる職場復帰を待ち遠しいと感じる人も多いのではないのでしょうか?
でも、数ヵ月や1年以上仕事から離れていると、前と変わっていることも多く戸惑うこともたくさんあるはず。
何とか仕事と家事育児を両立したいと思いますよね。
頑張れば頑張った分、自分の時間はどんどん減っていくということも珍しくありません。
復職に向けた準備や注意点も必要です。
仕事に慣れて来ると、子どもも体調を崩す日が増えてきます。
この際、在宅勤務ができる会社に転職したい、在宅ワークに変えようかなど考える日も多くなるのではないでしょうか。
このページでは育休後の復職を控える方に向けた仕事と家庭の両立方法、そして会社に復帰する際の注意点をお届けいたします。
私が体験したことではありますが、ぜひ今後の参考にしてみてくださいね。
育休明けの仕事は不安いっぱい、復職前にやっておくと安心なこと
産休・育休明けの職場復帰は社会との繋がりがまた持てたり、1人の時間が持てるようになります。
今まで24時間営業だった育児でしたが、自分の時間が少し持てると心に余裕がでてきますよね。
その反面、仕事についていけるのか、会社の雰囲気変わってないかなど心配なことも多いはず。
私が復職前にやっておいて良かったことと、やっておけばよかったことを紹介していきます。
まず、産休・育休前から復職までに変わったことや作業の流れ、そして作業内容を確認しておきましょう。
産休前とメンバーが変わっていたり、業務フローが変わっている可能性もゼロではありません。
復職後に即戦力になるよう事前準備をしておくと、比較的安心して働けますよ。
次はお迎えに間に合うようにスケジュール管理や時間厳守を当たり前にしておくことをおすすめします。
1日の流れをしっかり頭にいれて、優先順位をつけるようにするとシンプルな業務は滞りなく遂行できるようになります。
ただ仕事内容によっては臨機応変な対応は必要です。
後日対応できるもの、早急に対応すべきものを把握しましょう。
また最近トラブルになりそうなことや気を付けておいたほうがいいことも確認しておくといいかもしれませんね。
最後に復職前にやってよかったことは、子どもを連れて職場に顔を出しておくことです。
私が在籍していた会社は独身の社員が多く、子育て経験のないメンバーでした。
私もそうですが、経験したことないことを理解してくれって難しいですよね。
なので、子どもを連れて復職前の挨拶に行きました。
お腹にいた時から長い時間を一緒に過ごしたので、無事に生まれたと報告もしたかったんです。
他にも子どもに会わせておくと、体調を崩した時も「あ、あの子が熱出ちゃったんだ」など理解を得られる可能性もあります。
実際に経験すると痛感しますが、子どもは本当に体調を崩しやすいです。
慣れない保育園の生活や保育園のお友達が体調を崩すと瞬く間に体調不良の子ども達が増えます。
保育園生活に慣れるまで、免疫力がつくまで休みがちになってしまうことも珍しくないんです。
そういう理解を得るには、しっかり説明しておくといいですよ。
ただ人によってはそれでも理解を得られないことはありますが、それは仕方ないです。
他の人に業務のしわ寄せがいかないよう、事前に働き方について相談しておいたり、上司や一緒に働く同僚には十分説明しておくと復帰後も安心して働けますよ。
ただ、どうしても業務のしわ寄せが他のメンバーにいってしまうことはあります。
急ぎの案件でなければ、後日対応することなど引継ぎはきちんとしておきましょう。
いざ仕事開始!恐怖の保育園からの連絡~実体験~
仕事が始まると、「こんなに?!」と思うほど体調不良の連絡がありました。
37.5度以上の発熱やおむつ替えの時に水様便が続いた時も保育園から現状の共有ということで連絡があります。
38度になった時は即お迎えです。
我が家の場合は感染症による登園不可がとても辛かったです。
大体1週間位で良くなるところでしたが、他の病気と合併症をおこし、2週間も仕事を休まざるを得ませんでした。
辛そうな子供の姿を見るのも辛いし、自分は働けるのに休まなければならない申し訳なさもあり、いたたまれない思いもしました。
小さい子を保育園に預けている人は誰しもが通る道ですよね。
病児保育には預けなかったのかと思われるかもしれませんが、もちろん連絡しました。
でも、同じ症状の子以外は受け入れられないと断られてしまったり、タイミングが悪いのか病児保育に預けないまま退職することになりました。
会社の人にはなかなか理解されなかった理由の一つに「保育園に預けられない基準が不鮮明」という点がありました。
これ、結構辛いんですよね。
私の場合は離乳食を始めた頃に保育園に預けたので、我が子の胃もまだミルク以外の飲食物に慣れておらず繊細な状態。
味付けも保育園と家庭とでは多少違いますし、ちょっとした変化って子どもは弱いんですよね。
大人では「え?そんなこと?」と思うレベルでも、小さな子どもには大きな病気につながる可能性も少なくありません。
なので、保育園には預けることができず、休まざるを得ない状況も多々起こります。
体調不良の場合は病児保育や実家、義実家のサポートもありです。
私の場合は病児保育やファミサポしか頼れませんでした。
病児保育の場合、先に受け入れられている子と同じ症状や病気じゃないと受け入れてもらえないこともあり、結局休むしか選択肢はありませんでした。
こういうちょっとしたことの積み重ねってメンタル的にきつくなりますし、何より職場に迷惑をかけっぱなしで申し訳なくなってしました。
そんなことがあり、会社勤めを諦めることにしました。
周りの協力は当たり前じゃない、会社勤めと育児家事の両立方法
今回の経験で学んだことは、「周りの協力やサポートはあたり前じゃない」ということです。
環境に恵まれている人もたくさんいますよね。
うらやましいなと思ったことは何度もありますが、私にはないので仕方ありません。
周りの協力がある人もない人もぜひ、できることから始めてみませんか?
私は経験したことで実践して比較的役に立ったことを紹介させていただきます。
すでにやってるという方もいると思いますので、あくまで参考程度で読んでみてくださいね。
まず、ほとんどの方が実行されてる方法の「作り置きや冷凍保存方法を学んでおくこと」です。
この知識や時短テクニックを使い、実行するだけで平日がかなり楽になります。
週末がバタつくかもしれませんが、平日の負担を減らすための大事な作業です。
他には、ご主人や実家、義実家の協力を得ておくことも大切。
家族のサポートが得られない場合は、ファミリーサポートや病児保育などに登録しておきましょう。
私の場合は主人が朝早く夜遅い仕事なので、なかなか頼れません。
実家と義実家も県外だったり、色々な事情があり、平日は頼ることができない状況。
市区町村では家庭をサポートしてくれるための支援策がたくさんあります。
事前に情報収集して、何かあった時のために対策をとっておくと復帰後の仕事も少し気がラクになりますよ。
また、先ほどもお話ししましたが、私のように病児保育は同じ症状の子どもでないと受け入れてもらえない可能性があります。
何か所か登録しておくと安心です。
他には私が経験して、とても大事だなと思ったことですが、復帰後早々に「もし子どもが体調を崩してしまい、有給もなくなってしまった場合のこと」を相談しておくといいかもしれません。
このコロナ禍の状況では在宅勤務を打診することもできるはず。
私はコロナが流行する前だったので、受け入れてもらえませんでした。
今なら会社側も考慮してくれる可能性が高いのではないでしょうか。
では、次は業務効率化をはかり、仕事と家庭を両立させる方法について考えていきます。
前職では復帰後残業することもなく、すんなり帰宅することができてました。
私がやった方法は「通勤時間を活かして、優先順位を決めToDoリストを作成しておくこと」です。
朝は何かとバタバタしているので、通勤時間をどう使うかが重要。
あと、ランチの時間はしっかり休息を取ることも忘れずに。
でも復帰してから数日はランチ時間に同僚を外食して、社内の変更点や力関係など最近の社内について確認しましょう。
変わってないと言われてても、久しぶりの会社は雰囲気が変わっていることもしばしば。
自分で確認するほうが確かですよ。
帰宅中の電車やバス内では、万が一のために資格の勉強をしておくといいかもしれません。
資格は仕事に関係することでも興味のあることでもどちらでもOK。
いざという時に役に立つはずですよ。
仕事と家庭の両立で大切なことは時間の使い方です。
たまにうまく時間使えないという時もあります。
そういう時は自分が疲れている時。
自分のことを一番に考えることがコツかもしれませんね。
もう無理、となる前に働き方を見直そう
子どもが保育園で自分の世界を築けているとなるべく保育園を継続させたいと思う人も多いですよね。
保育園を継続するには市区町村の条件をクリアする必要があります。
会社勤めが可能な人なら、頑張って続けたほうがいいです。
私のように事前準備の時間がほとんどない状態で開業するとツライ時も多々発生します。
個人事業の手続きと仕事を安定させる必要があるため、寝る時間はほとんどなし。
夜泣きをする子どもを抱えてのこの時期はかなりしんどいです。
私は常に眠気もあり、休日もほとんど休めずかなり大変でした。
私のような経験をしてほしくないので、会社勤めが継続出来なさそうだなと感じたら、自分が出来そうな在宅ワークの情報収集と勉強、資格取得をしてみてください。
副業OKの会社なら、サイト運営をしてみたり少額から副業するのもありです。
自信をつけて独立に踏み込んでみましょう。
私はコロナの影響もあり、なかなか軌道に乗るのに時間がかかってますが、個人事業として開業してとてもよかったです。
気疲れもなくなり、ストレスがだいぶ緩和されましたよ。
始めたばかりの在宅ワーク、メリットとデメリットはあるのか
在宅ワークは魅力的な反面、安定した収入が得られないのではないかと考える人がいることも珍しくありません。
在宅ワークが合っている人、合ってない人がいますが、子育てしながら働きたいパパやママによって在宅ワークは魅力的ですよね。
コロナ禍の今、在宅勤務は当たり前の働き方になりつつあります。
ここでは在宅ワークのメリットとデメリットについて考えていきましょう。
まず、時間に余裕が持てることは在宅ワーカーにとって最大のメリットです。
自分の都合で仕事量の増減を調整することができるので、私生活とのバランスが取りやすく、スケジュール管理に余裕を持てるようになります。
自分のやりたいことを仕事にできることもあり、スキルアップの機会もたくさん。
ただ自己管理が苦手だったり、誰か人がいないとやる気がでないというタイプにとってはストレスな環境かもしれませんね。
また、自宅での作業の場合はテレビを見たり、家事をしたりと仕事以外の誘惑が多いことも事実。
仕事部屋や仕事スペースを作って仕事モードに切り替えられる環境を整えることも大切ですよ。
復職前の心構えややっておいた方がいいことのまとめ
今回は産休育休を経て会社に復職する前にやっておくことや実際に私が体験したことをシェアさせていただきました。
これをやっておけば、絶対大丈夫!というわけではありません。
「周りの理解や協力は当たり前じゃない」「自分の状況を理解してほしいなら、まず相手のことを理解しよう」この2点は大切にしておいてほしいです。
私もできることをやってから復職したはずですが、なかなかうまくいきませんね。
社会って思いのほか、冷たいなと感じました。
まぁでも所詮他人事なので仕方ないのかなと今になって思います。
会社が子育ての環境に寛容かどうかもとても大きなポイントです。
特に私の前職と同じように前例がない会社だと実例を作るには結構負担がかかるかもしれません。
難しいなと感じたら働き方を考え直しましょう。
無理しないでくださいね。
ご家庭で問題がなければ家庭に入ることもありですが、子どもが大きくなった時に就職できるのか心配になります。
そうなると仕事は続けておきたいなと思いますよね。
ネット社会の今、いろいろな仕事があります。
現職が好きでこれからも働き続けたいという方は今回のアドバイスや私の実体験を参考にしていたらき、復職に活かしていただけると嬉しいです。
働くパパママ、お互いに頑張りましょうね。
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