読解力と日本語力でキレイな翻訳を目指そう

翻訳

日々の作業が効率良く、高いクオリティでできないかなと考える人は少なくありません。

在宅で翻訳の仕事をしていくと、「あれ?これであってるかな?」と心配になることありますよね。

知識やスキルが豊富であれば、悩むことも少ないですが、翻訳者なりたての人はそういう場面に当たることが多いのではないでしょうか。

英語をよく理解して、日本語に訳せば、正しく翻訳されるはず。

でもそれにはしっかり理解できているかという読解力が必要なことも事実です。

場をこなせば、自然とスキルアップする可能性もありますが、なる早で要点を知りたいですよね。

このページでは、在宅での翻訳仕事に必要な大切なスキル、英語の読解力や日本語力について、お話ししていきます。

在宅翻訳に必要な英語力とは

就職や仕事に必要な英語力は、仕事内容によりますが、TOEIC600以上必要なことがほとんど。

ビジネスとして、顧客や取引先との連絡をする時、失礼があってはいけないので英語の理解力は必須です。

私は前職で海外取引先とメールや電話でやり取りをする仕事をしてました。

シンプルな単語を使う人や専門的な難しい単語を使う人、独特な表現をする人などたくさんの人と関わりました。

でも、全てに共通しているのは「相手の伝えたいことを自分がきちんと理解していかどうか」。

文字や文章を使う仕事はこれがとても大切。

これが早い段階で正確に理解できないと、相手をイラつかせてしまったり、自分の価値を下げたり、サービスのクオリティーを低く感じさせてしまいます。

それくらい理解することは大切です。

TOEIC600程度あれば、最低限相手の言ってること、言いたいことを理解できるはず。

多くの企業はこのあたりの英語力があれば仕事に支障がないと認識しています。

では、翻訳にはどのくらいの英語力が必要なのか。

今回は英日翻訳に焦点をおいて説明していきます。

一般的な仕事と同じく、TOEIC600程あれば英語を読むことに自信を持てますよね。

新聞や英語の記事を読んでも、書いてある内容がきちんと読めていると思います。

もちろん、専門用語や特定の翻訳になってくるとTOEIC800以上だったり、専門的な英語の知識は必要です。

自分が興味のある分野は「その分野のことば」に慣れていますよね。

例えば、旅行が好きな人は、旅行や観光などでよく使われることばや言葉遣いのスキルは持っています。

なので、新しい知識は必要なく、今自分が持っている知識とスキルで翻訳することが可能です。

英日翻訳の場合、英語の文章をどれだけ理解できるかによって、正しく日本語に翻訳できるか変わってきます。

それでは、英語力の他にどんなスキルが必要なのか説明していきます。

翻訳に英語力以外のスキルが必要なワケ

英語力はTOEIC600以上あれば、翻訳すべき英語が理解できることは先ほどお伝えしました通りです。

英語力と同じくらい、読解力や理解力が必要になります。

英語力が低くても高くても、翻訳する文章や記事を正しく理解してないと正確に翻訳できません。

企業さんや翻訳してほしい人にとっては、自分の言いたいことが正しく伝わるかによって仕事に大きく関わってきます。

それくらい翻訳は大切な仕事です。少し英語を間違えた場合、日本語の意味が大きく変わってしまうこともあります。

英語を正しく理解するスキルを身につけるため、日々英語力や読解力の強化を怠らないようにしましょう。

他には、日本語力や検索スキルも重要です。

正しく翻訳するためには、正しく理解すること。

そのためには、専門用語はどういう日本語表記になるのか調べることも大切な作業です。

「自分は理解できるけど、他の人は理解できるだろうか?」と、翻訳していくと心配な言葉が出てきます。

そういう時はウェブ検索をして、一般的にどういう訳しをされているか調べましょう。

英語の発音通りに、訳していくと日本語では理解出来ない言葉もあります。

一般的なことばを使うことによって、多くの人が理解できるようになりますよ。

読み手にわかりやすい言葉を使うことが翻訳には大切です。

検索スキルは多くの人に理解しやすい日本語を書くために重要なポイントになってきます。

自分だけが理解しやすい日本語ではなく、老若男女問わずわかりやすい日本語を書くように気を付けましょう。

読みやすいキレイな翻訳になりますよ。

専門的な翻訳に必要、専門用語を習得しよう

翻訳には、会社のホームページ、動画コメントやサイトに記載されているコメントの訳し、契約書の翻訳など様々な業界とのつながりがあります。

翻訳に慣れないうちは、自分の身近にある分野や興味のある分野で翻訳していくことをおすすめします。

興味のある分野から始めたほうが、しっかり読み込んで理解ができますし、翻訳の手順もきちんとわかります。

翻訳する力が少しずつ身についていって、他の分野にもチャレンジしたいな、そう思ってきたら次は専門分野の翻訳へ挑戦してみしょう。

専門分野とは、法律や医療、ITなど専門用語を使っている分野や業界の翻訳です。

この分野に関しても、自分が理解できそうな業界を選ぶといいですよ。

全く理解ができない、ハードルの高い業界を選択すると、専門用語を理解するのに時間がかかり、文章や記事を理解するのに悪戦苦闘し、翻訳するまでにかなり時間がかかってしまいます。

翻訳できた!と思っても、正しく翻訳できているかわかりません。

専門家が見たら、「ん?」と思ってしまう日本語訳になっている可能性もあります。

挑戦することはとても良いことです。

でも、誤った選択をしないよう、意識的に第三者の感覚を忘れないことが大事です。

この分野や業界なら大丈夫と思えるものが決まったら、専門用語集やその分野の記事などを読んで、専門用語の勉強をしておきましょう。

正しい意味を理解することで翻訳するとき、とても力になります。

全く知識のない状態ではなく、事前にこれから翻訳する内容と似たような記事や本を読んで、事前知識を取り入れておくといいですよ。

読解力を上げると翻訳作業がスムーズになります

繰り返しお伝えしていることですが、正しく訳すには正しく理解していることがとても重要です。

翻訳元の記事をしっかり理解できてますか?

自分の考えで何となく、と訳していませんか?

作者や記者と同じ思考であれば、それでも問題ないことがありますが、そうとは限らないこともありますよね。

理解しているかどうかわからないこともでてくるもしれません。

では、読解力や理解力を上げるにはどうしたらいいか。

私が実践していることは、語彙力の幅を広げることです。

本をたくさん読んで、いろいろな単語や言葉、表現を勉強しています。

一冊読み終わったら、その本がどういう内容だったか要約してみましょう。

私は自分の読みたい本を読んでいるので、手帳やノートにパパっと予約したものを書き留めています。

SNSやブログに上げてみてもいいですよね。

同じ本を読んだ人が感想や要約した文章を上げているかもしれません。

「本を読んで要約する」を何度か繰り返していくと、自分がどの程度理解しているのかわかってきますよ。

本を読むということは、語彙力や要約力を身につけることに加え、思考力を上げる役割も持っています。

活字を読むことによって、自分で想像することで今までなかった思考がうまれることもあります。

日本語の本ももちろん、これらのスキルを身につけるために役立ちますが、洋書を読むことで言葉の幅も広がりますよ。

私は英語と日本語の翻訳をしていますが、韓国語や中国語など他の言語の翻訳であればその言語の本を読むといいかもしれませんね。

すぐにスキルアップできることではありませんが、地道に実践することで確実に力が身につきます。

在宅翻訳は日々の努力が大切、毎日の作業効率をあげませんか?

いかがでしたでしょうか。

今回は私が大切にしている日々の勉強と翻訳に必要なスキルを紹介させていただきました。

私は翻訳の仕事をするまで、英語ができれば何とかなると思ってました。

でも、作業していくと、翻訳には英語力、日本語力、検索スキル、読解力/理解力など多くのスキルが必要なんだなと強く感じました。

そして、作業していくと躓くところは日本語での伝え方。

「英語でならこういう表現ができるけど、日本語ではどういえば通じるんだろう」と悩む日々でした。

基礎知識があれば、私のように悩むことはないのかもしれません。

でも、日本語で専門用語を学ぼうとしても膨大過ぎて挫折…どうしようと途方にくれました。

一旦翻訳から離れ、リフレッシュするために大好きな本を読んだところ、「あれ?この表現ならあの時の訳しに使えたかも」と思うことがありました。

それ以降は通勤時間や夜寝る前に少しだけ読書の時間を作るようにしています。

毎日絶対実践しなきゃいけない!というものではなく、私と同じくリフレッシュのために読んでみたり、読みたい本があったから読んでみるとかでもいいですよね。

今回の記事がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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